この記事からわかること
- 日帰りで乳頭温泉郷を回るおすすめの順番
- 各温泉地のレビューや雰囲気紹介
- 目的別おすすめ温泉
※男目線での解説になることをご承知ください。
【混浴あり】秋田県のおすすめ温泉地 乳頭温泉郷 7湯紹介
乳頭温泉郷とは?
秋田県にある有名な温泉地「乳頭温泉郷」をみなさんご存知でしょうか。
乳頭温泉郷
十和田・八幡平国立公園 乳頭山麓に点在する七湯が「乳頭温泉郷」と呼ばれています。
七湯は独自に源泉を持ち、その泉質は多種多様乳頭温泉郷には十種類以上の源泉があります。
ブナの原生林で生まれたての酸素を深呼吸。地底から湧き出たばかりの温泉に浸かる。
乳頭温泉郷には大地の恵みが溢れています。出典:乳頭温泉郷へようこそ〜乳頭温泉組合 http://www.nyuto-onsenkyo.com/
乳頭温泉郷 7湯
乳頭温泉郷 7湯
- 鶴の湯
- 妙乃湯
- 大釜温泉
- 蟹場温泉
- 黒湯温泉
- 孫六温泉
- 休暇村乳頭温泉郷
乳頭温泉郷 7湯 日帰り入浴可能時間
温泉 | 日帰り入浴の時間 |
鶴の湯 | 10:00~15:00 ※日帰り入浴 月曜日露天風呂不可 |
妙乃湯 | 10:30~14:00(受付) |
大釜温泉 | 9:00~16:30 |
蟹場温泉 | 9:00~17:00 |
休暇村乳頭温泉郷 | 11:00~17:00 |
孫六温泉 | 9:00~16:00 |
黒湯温泉 | 9:00~16:00 営業期間4月中旬〜11月上旬 |
「妙乃湯」は終了時間が他の施設よりも早いので、注意してください。
乳頭温泉郷 7湯 日帰り入浴料
温泉 | 日帰り入浴料 |
鶴の湯 | 600円 |
妙乃湯 | 800円 |
大釜温泉 | 600円 |
蟹場温泉 | 600円 |
休暇村乳頭温泉郷 | 600円 |
孫六温泉 | 520円 |
黒湯温泉 | 600円 |
私は日帰りだったので、全払いで温泉を巡りました。
日帰り入浴で全7湯を制覇!おすすめの回る順番・パターンごとのおすすめ施設
パターン1(全施設制覇) レンタカーでのおすすめ順番
移動方法:レンタカー
- 鶴の湯
- 妙乃湯
- 大釜温泉
- 蟹場温泉
- 黒湯温泉
- 孫六温泉
- 休暇村乳頭温泉郷
絶対に入りたい「鶴の湯」と「妙乃湯」を最初にじっくり入り、後は近場から入っていきました。
休暇村が施設として充実しているので、最後に持ってきて締めとしました。
休暇村の位置は黒湯温泉・孫六温泉から戻ってくるときに通る位置なので移動が重複することはありません。
なので最後でも大丈夫です。
バスを利用する場合は都合が悪そうですね。
パターン2(全制覇) バスで近い場所から回る順番
移動方法:バス(湯めぐり号)・徒歩併用
- 鶴の湯
- 休暇村乳頭温泉郷
- 妙乃湯
- 大釜温泉
- 蟹場温泉
- 黒湯温泉
- 孫六温泉
近いところから順に回るパターンです。
②〜⑤は歩いての移動が可能な距離となっています。
⑥〜⑦も歩いて移動可能な距離です。
その間の順番は、正直どこからでも良いと思います。
日帰り入浴の終了時間に、注意です。
パターン3 混浴だけ回る順番
- 鶴の湯
- 妙乃湯
- 蟹場温泉
- 黒湯温泉
- 孫六温泉
乳頭温泉の醍醐味は何といっても混浴にあると思います。
北海道出身の私には新鮮な文化でした。
(男性から見た)女性が入りやすいと思う混浴風呂は「鶴の湯」です。
パターン4 時間がないから乳頭温泉の良いとこ取りをしたい
- 鶴の湯
- 妙乃湯
- 蟹場温泉
「そんなに沢山回れないよ」という方には、上記3つの温泉施設をおすすめします。
距離的にも回りやすいかと思います。
この3つに行けば「乳白色の湯」「混浴」「秘湯感」という乳頭温泉の醍醐味は、十分味わえると思います。
パターン5 秘湯感のある場所を回る
- 孫六温泉
- 蟹場温泉
- 鶴の湯
山奥なのでどこの温泉も秘湯に来ている感じですが、特に秘湯感があるのは上から順に3つです。
中でも孫六温泉は奥の奥という感じで、全然人もいません。
普段とは違う温泉感覚を味わえます。
パターン6 1箇所だけで充分!ゆっくりしたい方
時間がない、ゆっくりしたいから1箇所だけで良いという方には、上記2つを提案します。
王道の2択です。
個人的には鶴の湯を1番に推したいと思います。
乳頭温泉の象徴的な温泉施設です。
鶴の湯の方は体を隠して移動できるので、女性も(多少は)混浴に入りやすいと思います。
乳頭温泉郷 7湯の各温泉レビュー
1. 鶴の湯
http://www.nyuto-onsenkyo.com/tsurunoyu.htmlより引用
秋田の秘湯温泉宿、乳頭温泉郷、鶴の湯温泉…
乳頭温泉郷に入って、一番手前にあるのが「鶴の湯」です。
山の奥。かなりの急カーブな道が続き、山道も凹凸が激しいです。
そんな道を進んでいくと見えてきます。
最も有名な温泉で、入り口を写真などで見たことある方も多いかもしれません。
門をくぐればタイムスリップしたかのような光景があります。
奥に受付や内風呂、混浴露天風呂があります。
受付で日帰り入浴を伝えて料金を払います。
私はここで手ぬぐいも購入(220円)。
ちなみにこの手ぬぐい一枚で、全お風呂を制覇しました。
受付すぐ横の橋を渡り、温泉に向かっていきます。
内風呂は男女別のお風呂で「白湯」「黒湯」の2種類があります。
小さい浴槽ですね。
その横にあるのが混浴露天風呂です。
この写真の奥側が、もうむき出しの露天風呂となっています。
脱衣所に行くまでに、すでに裸でお風呂に浸かるおじさんたちを沢山見ることができます。
女性の方が混浴温泉に入るのであれば、鶴の湯が一番いいかと思います。
なぜなら湯に浸かったまま、混浴露天風呂まで移動して来られるからです。
肩まで浸かった状態で、女性側の露天風呂から混浴露天風呂まで移動することができます。
つまり湯の出入りで男性に見られることはありません!
エメラルドグリーンがかった綺麗な乳白色の温泉が、肩から下をしっかりガードしてくれます!
女性側の露天風呂だけで楽しむことも可能です。
「カップルで混浴に入りたいけど、他の人の目が気になる」というような方々には、一番イケそうな温泉です。
逆にここ以外の混浴はなかなかヘビーです。
私が入っているときもカップルが手を繋いで、お風呂の真ん中を突っ切っていました。すごい。
男女比は9:1〜8:2ぐらい。混浴はどこもほぼ男です。
- 混浴に入るハードルが低い。
- エメラルドグリーンがかった乳白色のお湯が綺麗で気持ちいい。
- 乳頭温泉の雰囲気が一番味わえる。
2. 妙乃湯
http://www.nyuto-onsenkyo.com/taenoyu.htmlより引用
都会で働く女性が温泉で心と身体を癒せる宿をつくりたい、また頑張れるとそっと背中を押すような、温かいおもてなしをしたい今も…
新しくできた温泉で、建物も温泉もとても綺麗でした。
宿泊の場合一番料金がかかるのが、妙乃湯ですね。
日帰り入浴でも800円と7つの中で一番高い料金設定になっています。
さらに接客も7つの中で最もよかったです。
受付だけでしたが、丁寧な物言いが好印象でした。
昼食を食べることも可能ですが、私は食べてはいないのでノーコメントで。
旅館の中を進み温泉に突入していきます。
内風呂1つ、男女別の露天が1つ、混浴露天が2つ。
公式ページの写真が混浴の温泉になっています。
ここの混浴は、浴槽まで歩いて出入りしなければならないので、自分で隠さないとむき出しになります。
絶対に見られるのは嫌だという人は、混浴露天風呂は少しハードルが高そうです。
案の定、男女比が9:1か10:0でした。
男だらけだから、やはり女性は目立ってしまうね。
混浴風呂は、目の前の滝のような流れが綺麗で、音にも癒やされるいい空間になっています。
入れないのはもったいないので、宿泊して時間を選んで入浴するのが一番なのかもしれません。
余談ですが男女別の露天風呂に「金の湯」というのがありました。
この温泉の香りがめちゃくちゃ私の好みで、匂いをずっと吸い上げていました。
- 建物が新しく綺麗
- 接客が良い
- お湯の香りが好き
- 露天の景色が綺麗
3. 大釜温泉
http://www.nyuto-onsenkyo.com/taenoyu.htmlより引用
年中営業の源泉かけ流しの湯です。かつての木造校舎を再利用した当館は、どこか懐かしい雰囲気が漂います。秋田・仙北市田沢湖の…
妙乃湯の奥にある大釜温泉。
よくある地方の温泉という感じ。
浴室側にロッカーがなく、必要なら玄関口のロッカーを使用することになっています。
温泉は良くも悪くも普通。
大釜温泉は旅行サイトのレビューで、「お湯が熱すぎる」と書かれていたので気になっていました。
内風呂の温度が、他の温泉より2℃ぐらい熱い程度で、全く騒ぐほどではありません。
温度に関するレビューは心配しなくも大丈夫かと思います。
お湯は乳頭温泉の湯なので良いです。
風呂数は2つと最も少ないです。
- 乳白色のお湯はやっぱり良い
- 少し熱いお湯があるのが良い
4. 蟹場温泉
http://www.nyuto-onsenkyo.com/ganiba.htmlより引用
4つの温泉が並ぶ通りの一番奥、蟹場温泉です。
内風呂、混浴露天風呂が離れている珍しいタイプの温泉です。
混浴露天風呂には外靴を持っていき、この50mほどの道を進んでいきます。
まっすぐ進んでいくと露天風呂に到着。
全然歩かないですが、なんだか秘湯にたどり着いたような達成感がありました。
混浴露天風呂は男女の脱衣所は別れていますが、ただ壁が1枚あるだけです。
泉質は透明なので、お湯に入っても丸見え。女性にはハードルが高いように思われます。
景色も綺麗で、お湯も気持ちいいのでぜひオススメしたいのですが…。
ちなみに私が入ったときは男性客だけでした。
内風呂は露天風呂の反対側です。
着替えてまた戻る必要があります。
内風呂に行くまでも、また少し移動します。
離れているので脱いで着てを繰り返さなければいけないのが面倒でした。
裸でこの廊下を歩いても良いのかわかりませんが、女性も歩く通路なのでたぶんダメでしょう。
「岩風呂」「木風呂」があり、それぞれ1つずつ浴槽があります。
内風呂は、大釜温泉の内風呂と同じで、やや温度が高めの設定でした。
- 露天風呂の景色が良い
- 秘湯感が良い!
5. 孫六温泉
http://www.nyuto-onsenkyo.com/magoroku.htmlより引用
孫六温泉は乳頭温泉郷の一番奥にある温泉です。
秘湯感が一番あり、普段体験できない温泉体験となりました。
駐車場から受付が離れており、橋を渡り少し坂を下ります。
脱衣所も簡素で、混浴側は出たらすぐに男女合流となります。
混浴内風呂は乳白色なので入れば見えないですが、そこに入るまで全裸で階段を降りるので混浴のハードルは高めです。
露天の方は、透明なお湯なので入っても丸見え。
普通に入る分には、とても気持ちいいです。
しかし、他の温泉より人が少ないのでタイミングが良ければ、誰もいないかも!
私は夫婦で来ていた方たちと、温泉トークができたのでいい思い出になっています。
- 秘湯感を一番味わえる
- 温泉に開放感がある
6. 休暇村乳頭温泉郷
http://www.nyuto-onsenkyo.com/qkamura.htmlより引用
秋田県仙北市、十和田八幡平国立公園に位置する四季の美しいブナ林にたたずむ秘湯の宿です。休暇村では2種類の泉質の掛け流し温…
最後は乳頭温泉の中心の位置に当たる、休暇村乳頭温泉郷です。
温泉施設という感じで設備などが充実しています。
ロビーや売店もあり、昼食も食べることができます。
お風呂は「乳頭温泉の湯 ぬるめ」「田沢湖高原の湯 あつめ」「乳白色の露天風呂」の3種類で、比べて入る事ができます。
ここの露天風呂は少し青みがかった乳白色で、晴れた日に見たからか綺麗な色で印象に残っています。
休憩ポイントとして最適なので、途中や最後に組み込むのがおすすめです。
「混浴じゃないほうが、やっぱり一番リラックスして入れるな〜。」と思った温泉でした。
- 設備が充実
- お湯を比べられるのが良い
- 露天風呂のお湯がとても綺麗
7. 黒湯温泉(休業中のため入れず)
http://www.nyuto-onsenkyo.com/kuroyu.htmlより引用
11月8日より休業中になっていました。
私は実際に入ることができず残念です。
また来たいと思うので、その時の楽しみにしておきます。
【日帰り・混浴】7つの乳頭温泉郷巡り おすすめ順番とレビュー まとめ
各目的ごとに巡るおすすめの順番を紹介してきました。
1日で全部回るためには、ある程度の時間が必要になるので午前中から回り始めましょう。
あとは目的ごとに行く温泉を選ぶと良いでしょう。
● とにかく混浴に入ってみたい!▶鶴の湯、妙乃湯
● カップルで混浴に入りたいけど、見られるのは絶対イヤ!▶鶴の湯
● 秘湯に行ってみたい!▶孫六温泉、蟹場温泉
● お昼を食べられるところに行きたい!▶妙乃湯、休暇村乳頭温泉郷
● どこ行けばいいかわからない▶鶴の湯
あなたの目的に合わせて、行きたい温泉を選びましょう!
一番のおすすめは「鶴の湯」です。迷ったらまずはここから行ってみてください!
今回の紹介は以上です。
最後まで読んでくださってありがとうございました。